Yu blog

大学生の日々の記録 音楽とお酒が好きです。いろいろなことに興味があるので困っています。

いい映画はサウンドトラックがいいという話

こんにちは~

今回の記事は#おうち時間というテーマで書いていこうかと思うのですが、みなさんは外出しない日のおうちでの時間をどのように過ごしていますか?私は映画を見たり、このブログを書くことが多かったです。そこで今回は私が映画を見ていて感じたことを書いていこうと思います。

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 いい映画はサントラがいい

 私は特段映画マニアというわけでもなければたくさんの映画を見ているというわけでもないのですが、バイト先の映画好きの舞台役者さんに教えてもらって映画を見るようになりました。殆ど洋画、たまに韓国映画をみます。いいと思った映画はメモしているのですが、考えてみると音楽に凝った映画を好む傾向があったんですよね。本来映画で流れる音楽というのはあくまでも映像ありきのもので付け足したものであると思っていました。しかし、時には音楽はキャラクターの感情をセリフ以上に表現したり、その場面の緊迫感や盛り上がりを観る人に伝えてくれます。言い換えると、言語的なものとは違う、より直感的なイメージを私たちに与えてくれます。また映画音楽には場面ごとの時代や場所を印象付ける効果があり、その為に使う楽器を変えたり、また意図的にそうしなかったりすることもあります。そのように考えられた映画音楽は良いセリフ以上に観客に大きな影響を与えているといえるでしょう。最初に述べた「いい映画はサントラがいい」というのはそういうことで、映画の中で音楽をどのように使うかという点だけでも面白い映画とそうでない映画での大きな差が生じていると感じます。例えば誰かが泣いているシーンがあったとして、悲しい音楽が流れている場合と明るい音楽が流れている場合では観客が想像する物語の側面がまったく異なってきます。また音楽をうまく使うとよりスムーズに情景を伝えることができます。そういう点で物事を直感的にとらえることが多い私にとっては音楽が効果的に多用されている映画を好むのだろうという結論になりました。

音楽がいい個人的に好きな映画

好きな映画は沢山あるのですが、その中でもサウンドトラックが最高だと思う映画を紹介していきます。

この映画はクエンティン・タランティーノ監督の1994年の作品です。あらすじはこんな感じです。

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Pulp Fiction (1994) - IMDbより引用

1930~40年代のアメリカで流行した大衆向け雑誌の犯罪小説(=パルプ・フィクション)をモチーフに、3つのエピソードが交錯する斬新なスタイルで描いたクライムドラマ。ギャングのビンセントとジュールスは組織を裏切った青年の家を訪れ、盗まれたトランクを取り返す。また、ボスから愛妻ミアの世話を頼まれたビンセントは彼女と2人で夜の街へ繰り出すが、帰り際にミアが薬物を過剰摂取し昏睡状態に陥ってしまう。一方、落ち目のボクサーであるブッチは八百長試合を引き受けるが裏切って勝利を収め、恋人とともに街から逃亡を図る。出演はジョン・トラボルタサミュエル・L・ジャクソンユマ・サーマン。第47回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドール、第67回アカデミー賞脚本賞を受賞。

パルプ・フィクション : 作品情報 - 映画.com より引用

この映画はサントラに監督の趣味が表れているというか、各シーンでの音楽のチョイスが最高です。例えばオープニングシーンで流れる「Misirlou」はそのテンポの良さとエキゾチックな曲調で観客を映画の中に引き込みます。この映画を見た人でこのオープニングが好きな人は多いのではないでしょうか。また上のあらすじで出てきたビンセントとミアがレストランでツイストダンスするシーンで流れるチャック・ベリー「You Never Can Tell」は、なぜか生まれていなかったはずの何十年も前の時代を懐かしく感じさせてしまうような不思議な曲です。どこか懐古的で楽しく、そしてとても洒落ています。この曲を発表したチャック・ベリーはロックンロールの創始者でありこの曲は1964年のヒット曲で、タランティーノパルプ・フィクションで使用したのが1994年であることを考えると、映画が公開された当時でも相当懐かしさを感じさせる曲であったのは間違いないでしょう。このシーンは特に繰り返し見ましたが、ビンセント(ジョン・トラボルタ)とミア(ユア・サーマン)のダンスの癖が強すぎるし、そのくせこの曲と相まってお洒落でクールで楽しい雰囲気を醸し出していて、何度見ても最高に面白いシーンだと思います。他にもビンセントがミアの世話をするために家に入るシーンで流れ始めるダスティスプリングフィールド「Son Of A Preacher Man」はソウルフルかつセクシーな歌唱がミアをうまく表現していたし、ビンセントとミアがレストランから帰ってきた後にミアが流すアージ・オーバーキルが歌う「Girl, You'll Be a Woman Soon」はどこか寂し気な曲調でこれもミアの心情を表しているようにも思えます。他にも素晴らしい曲がたくさん使われているのでぜひ一度見てほしいと思います。とにかくこの映画の音楽は名曲ぞろいで、音楽だけでみると最高の映画です。

 今だと映画のサブスクリプションも増えていますが、調べたところU-NEXTだと31日間の無料体験で見ることができるのでおすすめです。パルプ・フィクションを観れるリンクを下に貼っておきますねー↓↓↓

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  • グレイテストショーマン

2017年に公開された映画です。日本でも大きな反響を呼んだ映画ですね。

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The Greatest Showman (2017) - IMDbより引用

「地上でもっとも偉大なショーマン」と呼ばれた19世紀アメリカの実在の興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル。貧しい家に生まれ育ち、幼なじみの名家の令嬢チャリティと結婚したフィニアス。妻子を幸せにするため努力と挑戦を重ねるフィニアスはやがて、さまざまな個性をもちながらも日陰に生きてきた人々を集めた誰も見たことがないショーを作り上げ、大きな成功をつかむ。しかし、そんな彼の進む先には大きな波乱が待ち受けていた。主人公P・T・バーナムことフィニアス・テイラー・バーナムをジャックマンが演じ、バーナムのビジネスパートナーとなるフィリップ・カーライル役をザック・エフロン、バーナムの妻チャリティをミシェル・ウィリアムズが演じる。

グレイテスト・ショーマン : 作品情報 - 映画.comより引用

 この映画はミュージカル映画なのですが、劇中で歌われるミュージカル曲をラ・ラ・ランドも手がけたスタッフが担当したことでも話題を呼びました。ラ・ラ・ランドのジャズサントラも最高だったのですが今回は「グレイテストショーマン」を紹介します。ミュージカル映画なのでセリフが歌になっている場面が多くありますが、その場面のいずれもとても重要なシーンで特に主人公のバーナムの転機に曲が挿入されていることが多いです。例えばバーナムとフィリップ・カーライルがビジネスパートナーになるシーンで流れる「The Other Side」は二人が手を組むまでの舌戦が繰り広げられます。フィリップをビジネスパートナーにしようとするバーナムと、それにのるかのらないか駆け引きするフィリップのセリフによる歌詞に加え、舞台となるバーで踊る映像が音楽のリズムと合わさり観客を映画に引き込みます。この場面ではこの二人だけでなく2人の間を取り持つバーテンダーのパフォーマンスも面白いです。また終盤で流れる「From Now On」は落ち込むバーナムが前を向いて再び進み始めるシーンですが、最初はバーナムの独り言のように始まるこの曲ですが、伴奏が合わさるとバーナムの前を向くというエネルギーにあふれた意志がヒュー・ジャックマンの力強いボーカルで表現されていきます。このシーンの演出は観客に高揚感を与えてくれ、この映画でも最も重要なシーンの一つだといえるでしょう。またオープニングでいきなり流れる「The Greatest Show」はすでに有名すぎてなじみ深い曲ですが、この曲が本当にいいんですよね。舞台は1800年代なのに現代の音響を取り入れた曲で、バーナムの新しいものを追求する姿勢にも合うんですよね。かっこよすぎて言葉を失います。まずこの曲をいきなり持ってくることで劇場の臨場感に一気にのめりこめます。終盤にももう一度流れるのですが、ザック・エフロンやキアラ・セトル、ゼンダイヤも加わり完璧といえるエンディングに続きます。オープニングの曲のヒュー・ジャックマンの声に他のキャストの歌声が加わることでエンディングでこの曲が完成されたといえるでしょう。完成までの過程をみてこのエンディングをみると感動があふれるというか胸の高まりを感じます。このシーンでのバーナムのセリフがめちゃくちゃかっこいいのですが、それはぜひ自分で映像を見てほしいと思います。他にも「The Greatest Show」と同じくらい有名になったキアラ・セトルが歌う「This is Me」は劇中で奇異の目で見られるショーの演者たちが「これがありのままの自分、これが私よ!」という強いメッセージを持った歌で、この映画のメインのテーマといえる多様性を体現している曲です。この曲を歌いながらゼンダイヤがザック・エフロンを見つめるシーンも曲のタイミングが完璧でここまで音楽を活かした演出は圧巻です。最後に私がこの映画のサントラで個人的に好きな曲を紹介します。それは割と序盤で出てくる「Come Alive」です。バーナムのショーは成功を収める一方で批判する人たちが現れるシーンで、ショーの中でこの曲を歌うのですが、ショーを見に来る人に夢を与えるようなそんな歌です。前向きな気持ちになれます。あとローレン・オルレッドが歌う「Never Enough」も好きですね。この曲はバーナムへの切ない思いが表現されている気がします。この二曲は何度もリピートした好きな曲です。

グレイテストショーマンもU-NEXTで見ることができるのでぜひ観てください。↓↓↓

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おわりに

今回は個人的な趣味で記事を書きましたが、ただ映画を見るだけではなく音楽に注目しながら観ると新たな発見があるかもしれないと感じました。最近、大学がオンライン授業になり時間に余裕が出てきたので、私もU-NEXTに登録して映画を見るつもりです。最近見た映画だとプラダを着た悪魔「スラムドッグミリオネア」がおすすめです。プラダを着た悪魔もサントラがとても良くてニューヨークを舞台にした物語にマッチしています。しかも主題歌のKTタンストールが歌う「Suddenly I See」は言うまでもない名曲なんですよね。この二つのおススメもU-NEXTで観れるので是非見てください!